八戸市総合防災訓練の参加報告

日赤アマチュア無線奉仕団八戸分団は9月4日、八戸市総合防災訓練に参加した。
この日は日赤奉仕団青森県支部の「感度交換訓練」があり、八戸市の訓練会場と青森市の県支部側との144MHz帯での交信を試みた。結果的に直接交信はできなかったものの、五戸分団の中継で情報伝達が可能であることを確認できた。この中継は、JARLの『アマチュア局の非常通信マニュアル』で「迂回した情報伝達手段」と表記され、定期的訓練を呼び掛けている。各地のアマチュア局の連携で災害時に通信が確保できると実感した。
また、東日本大震災や十勝沖地震の運用例を踏まえ、今回新たに7MHz帯も運用した。広域的な大規模災害時にHFの運用が大きな役割を果たすこと痛感した。
今回の訓練の反省点をチェックし、日ごろの備えを徹底し、各地のアマチュア局との連携を強化し、今後とも訓練に努め、万一の事態に備えたい。
日赤アマチュア無線奉仕団八戸分団 分団長 村井 裕通
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